この記事の結論
韓国旅行の持ち物は「パスポート・支払い手段・スマホと充電まわり」の3つがそろえば、残りは現地でも補えます。日本と違うのは、電圧が220V・60Hzで差し込み口が丸い穴2つであること、冬の首都が東京より大幅に冷え込むこと、肉製品のお土産を日本へ持ち帰れないことの3点です。
韓国は日本から近く、2泊3日ほどの短い日程でも出かけやすい旅先です。近いぶん準備を軽く考えがちですが、電源の形や気温、帰りの検疫は日本とはっきり違います。旅の手続き 編集部は2026年9月28日、在韓国日本大使館・国土交通省・気象庁・農林水産省・韓国観光公社の公開ページを照合しました。そのうえで、必要な持ち物と出発前に確かめる規則を1ページにまとめています。
この記事でわかること
- 忘れると旅が止まる品と、現地で買える品の分け方
- 査証免除90日と、K-ETA(電子旅行許可)の免除期間(2026年12月31日まで)
- 220V・60Hzの電源に合わせた変換プラグの選び方
- 化粧水などの液体と充電池の機内持ち込みルール
- ソウルと東京の月平均気温の差から考える、季節別の服装
- 帰国時に持ち帰れないお土産
本記事は観光目的・90日以内の短期滞在を前提にしています。2026年9月時点の公開情報にもとづきます。
韓国旅行の持ち物リストとは?必需品と「あれば便利」を分ける
韓国旅行の持ち物リストとは、入国・支払い・通信に欠かせない必需品と、快適さを上げる便利品を分けて整理したチェックリストです。分けておく理由は単純で、必需品は現地で代わりが手に入らない一方、衣類や日用品の多くは韓国のコンビニやドラッグストアで買えるからです。荷物を減らしたいときは、便利品の側から削ります。

| 区分 | 持ち物 | 忘れたときの影響 |
|---|---|---|
| 必需品 | パスポート | 出国も入国もできない |
| 必需品 | 航空券(eチケット)・宿泊予約の控え | 搭乗手続きや入国審査で説明に困る |
| 必需品 | クレジットカード・現金(日本円/ウォン) | 支払いができない |
| 必需品 | スマートフォン・充電器・変換プラグ | 地図・連絡・予約確認ができない |
| 必需品 | 常備薬 | 同じ成分の薬を現地で探す手間がかかる |
| あれば便利 | モバイルバッテリー | 一日中の地図利用で電池が切れやすい |
| あれば便利 | ジッパー付き透明袋(1リットル以下) | 機内に持ち込む液体物をまとめられない |
| あれば便利 | エコバッグ・折りたたみ傘 | 現地で買い足せる |
| あれば便利 | 季節の防寒具・雨具 | 現地で買えるが割高になりやすい |
※旅の手続き 編集部が本記事の各出典をもとに整理。現地での入手しやすさは店舗や時期によって変わります。
渡航先を問わない持ち物の優先順位は、忘れたらアウト順の持ち物リストで詳しく扱いました。ここからは、韓国ならではの注意点に絞って説明します。
出発前に確認する入国条件|査証免除90日とK-ETAの免除期間
観光目的で90日以内なら、日本のパスポートで査証(ビザ)なしに入国できます。在大韓民国日本国大使館によると、韓国政府は2006年3月1日から90日間の査証免除措置を実施しています。対象は観光・商用・会議参加・親族訪問等で訪れる日本人で、就労や営利活動が目的の入国は除かれます(在大韓民国日本国大使館「韓国への入国査証・再入国」)。
もう一つ確認したいのが、電子旅行許可制(K-ETA)です。同大使館は2025年12月24日付で、韓国政府の発表を案内しました。韓国政府は12月23日、日本を含む対象国・地域の国民に対するK-ETAの一時免除措置を、2026年12月31日まで延長すると公表しています(在大韓民国日本国大使館「韓国政府による電子旅行許可制(K-ETA)の一時免除措置の期間延長について」)。
注意したいのは、この免除には期限がある点です。2027年1月以降に出発する旅行を計画しているなら、免除が続くかどうかを出発前にもう一度確かめてください。延長の有無は、上記の大使館ページや韓国政府の発表で確認できます。
電源と通信の持ち物|220V・60Hzと丸ピン2本のコンセント
韓国のコンセントは日本と形が違うため、変換プラグは必需品です。韓国観光公社の公式サイトは、韓国の標準電圧は220V・60Hzで、コンセントには丸い穴が2つあると説明しています。変換アダプターを持っていない場合は、宿泊先のフロントで貸し出しや購入を相談できるとしています(韓国観光公社「Electricity & Communications」)。
日本の家庭用電源は100Vなので、持っていく家電が韓国の電圧に対応しているかも確認が要ります。充電器やACアダプターの表示に「100-240V」とあれば、変換プラグだけで使えるのが一般的です。表示が「100V」だけのドライヤーやヘアアイロンは、変圧器を用意するか、宿の備え付けを使いましょう。
- 手持ちの充電器・家電の表示を確認する:入力電圧の欄に「100-240V」とあるかを見る
- 変換プラグを用意する:丸いピン2本の形に合うものを選ぶ
- 通信手段を決める:eSIM・モバイルWi-Fi・現地SIMから、日程と人数に合うものを選ぶ
通信手段の比べ方はeSIM・モバイルWiFi・現地SIMの比較にまとめました。
機内に持ち込む荷物の注意点|液体物とモバイルバッテリー

国際線では、客室に持ち込める液体物に量の制限があります。国土交通省のQ&Aによると、液体は1つあたり100ミリリットル以下の容器に入れる必要があります。そのうえで、総量1リットル以下の再封可能な透明プラスチック袋(いわゆるジッパー付き)にまとめれば、1人1袋まで客室内に持ち込めます。それ以外の液体物は保安検査場で放棄することになります(国土交通省「国際線の航空機内への液体物持込制限について(Q&A)」)。化粧水やシャンプーを持ち込むなら、小分け容器に詰め替えておきましょう。
モバイルバッテリーは、預け入れ荷物に入れられません。さらに国土交通省は2026年4月14日、機内持ち込みの新しいルールを発表しました。4月24日からは、機内に持ち込める数が2個(160Wh以下に限る)までになりました。機内では、バッテリー本体への充電も、バッテリーから他の電子機器への充電もしないこととされています(国土交通省「モバイルバッテリーの機内持込みの新たなルールについて」)。
つまり、機内でスマートフォンを充電したいならモバイルバッテリーは使えません。出発前にスマートフォンとバッテリーを満充電にしておき、韓国に着いてから使うのが確実です。航空会社によって独自の条件を設けている場合もあるため、利用する航空会社の案内もあわせて確認してください。機内持ち込み全般の注意は飛行機に乗るときに検査で引っかかる持ち物リストで整理しています。
季節別の服装|ソウルは東京より冬が寒く、夏は雨が多い
服装で失敗しやすいのは冬です。気象庁の平年値(1991〜2020年)で比べてみましょう。1月の月平均気温は、ソウルが-1.9℃、東京が5.4℃で、差は7.3℃あります(気象庁「平年値データ ソウル」/気象庁「平年値 東京」)。
| 月 | ソウルの月平均気温 | 東京の月平均気温 | 服装の目安 |
|---|---|---|---|
| 1月 | -1.9℃ | 5.4℃ | 厚手のコート・手袋・帽子。東京の真冬より一段暖かく |
| 4月 | 12.6℃ | 14.3℃ | 薄手のコートやカーディガン。朝晩の冷えに重ね着で対応 |
| 7月 | 25.3℃ | 25.7℃ | 夏服に加えて雨具。ソウルの月降水量は414.5mm |
| 10月 | 15.1℃ | 18.0℃ | 長袖に羽織りもの。東京の10月より少し厚めに |
※気温・降水量は気象庁の平年値(1991〜2020年の平均)。服装の目安は旅の手続き 編集部による目安です。
夏は気温こそ東京とほぼ同じですが、雨の量が違います。ソウルの7月の平年降水量は414.5mmで、東京の7月(156.2mm)の約2.7倍です。8月も348.3mmと多いので、7〜8月に出かけるなら折りたたみ傘と濡れても乾きやすい靴を入れておくと安心です。
帰国時に持ち帰れないお土産|肉製品は原則として持ち込めない
荷造りは行きだけでなく、帰りのスーツケースも考えておきます。見落としやすいのが肉製品のお土産です。農林水産省動物検疫所によると、おみやげや個人消費用の畜産物は輸出国政府の検査証明書を取るのが難しいため、肉製品や動物由来製品のほとんどは日本へ持ち込めません。対象は生肉だけではありません。ジャーキー、ハム、ソーセージ、ベーコン、肉まんなどの加工品も含まれます。不法な持ち込みには刑事罰が科されることがあるとしています(農林水産省動物検疫所「肉製品などのおみやげについて」)。
肉が原料に使われた食品は、パッケージに入った市販品でも対象になり得ます。お菓子や調味料を買うときは、原材料に肉やエキスが含まれていないかを確かめておくと、帰国時の検査で手放さずに済みます。
現地での支払い手段は両替・ATM・カードの比較で整理しました。けがや病気への備えはクレジットカード付帯保険の準備、現地でのふるまいは知っておきたい韓国の常識もあわせて確認してください。
よくある質問(FAQ)
韓国旅行にビザは必要ですか?
観光目的で90日以内の滞在なら、日本のパスポートで査証なしに入国できます。在大韓民国日本国大使館によると、韓国政府は2006年3月1日から日本人に対する90日間の査証免除措置を実施しています。就労や営利活動が目的の場合は対象外です。
K-ETAは申請しなければいけませんか?
2026年12月31日までは、日本人に対するK-ETAの一時免除措置が続いています。在大韓民国日本国大使館が、韓国政府による免除期間の延長を2025年12月24日付で案内しています。2027年1月以降の渡航は、出発前に最新の案内を確認してください。
韓国で日本の充電器はそのまま使えますか?
コンセントの形が違うため、変換プラグが必要です。韓国の標準電圧は220V・60Hzで、コンセントは丸い穴が2つです。充電器の表示が「100-240V」なら変換プラグだけで使えるのが一般的ですが、「100V」だけの家電は変圧器が必要になります。
モバイルバッテリーは何個まで持ち込めますか?
国土交通省が2026年4月24日から適用した新ルールでは、機内持ち込みは2個(160Wh以下に限る)までです。預け入れ荷物には入れられず、機内でのモバイルバッテリーへの充電や、バッテリーから他の機器への充電もできません。
冬の韓国旅行ではどれくらい厚着すればいいですか?
気象庁の平年値では、ソウルの1月の月平均気温は-1.9℃で、東京より7.3℃低くなります。厚手のコートに手袋や帽子を加え、東京の真冬より一段暖かい装いを用意すると安心です。
まとめ
まとめると、韓国旅行の持ち物は次の順に確認すれば抜け漏れを防げます。
- 必需品:パスポート・支払い手段・スマホと充電器・変換プラグ・常備薬
- 入国条件:観光90日以内は査証免除、K-ETAは2026年12月31日まで免除
- 電源:220V・60Hz、丸い穴2つのコンセントに合う変換プラグ
- 機内:液体物は100ml以下の容器で1リットル以下の透明袋、モバイルバッテリーは2個まで
- 服装:ソウルの1月は平均-1.9℃、7月は降水量414.5mm
- 帰国時:肉製品のお土産はほとんど持ち帰れない
出発の前日には、このリストを上から順にもう一度たどってみてください。旅の手続きでは、海外旅行の準備に役立つ手続き情報を今後も更新していきます。
最終更新日:2026年9月28日
※本記事は2026年9月28日時点で在大韓民国日本国大使館・国土交通省・気象庁・農林水産省・韓国観光公社が公開している情報をもとに、旅の手続き 編集部が整理したものです。入国条件・機内持ち込みの規則・検疫の条件は変更される場合があります。
免責事項:本記事は情報提供を目的としており、内容の正確性には注意を払っていますが、実際の渡航にあたっては各機関・航空会社の公式案内を必ずご確認ください。記載の見解には個人の感想を含みます。
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