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新幹線グリーン車に車内販売はある?路線別の有無と注文方法

新幹線のグリーン車で飲み物や軽食を買えるかどうかは、乗る路線と列車によって変わります。東海道新幹線と、16両編成で運転する山陽新幹線の「のぞみ」「ひかり」のグリーン車は、座席のQRコードから注文する方式です。ただし山陽新幹線は、姫路駅・西明石駅が始発駅または終着駅となる列車を除きます。JR東日本エリアの新幹線はワゴンでの販売で、列車や区間によっては販売がありません。九州新幹線のN700系と800系では、車内販売を行っていません。

旅の手続きでは、各社の公式ページの記載だけをもとに、買える列車と買えない列車を1枚の表にまとめました。グリーン車そのものの特徴は、新幹線グリーン車とは?で整理しています。

グリーン車の車内販売は路線で違う(早見表)

まず全体像です。表の内容は、後ろの各見出しで挙げる公式ページの記載にそろえています。

路線 対象の列車・座席 買い方 対象外と明記されている列車
東海道新幹線(東京〜新大阪) 「のぞみ」「ひかり」全列車のグリーン車 座席のQRコードからスマートフォンで注文し、パーサーが席まで届ける 「こだま」全列車、「のぞみ」「ひかり」の普通車
山陽新幹線(新大阪〜博多) 16両編成の「のぞみ」「ひかり」のグリーン車内(8〜10号車)とSupreme Class 座席のQRコードからスマートフォンで注文し、パーサーが席まで届ける 「みずほ」「さくら」「こだま」「つばめ」。姫路駅・西明石駅が始発または終着の列車も除く
東北・山形・秋田・上越・北陸新幹線 JR東日本サービスクリエーションが車内販売を行う列車(一部列車・一部区間では営業なし) ワゴン販売 北陸新幹線では、「つるぎ」「あさま」と、「かがやき」「はくたか」の一部列車
九州新幹線 なし 車内販売は行っていない N700系、800系(車内販売・グリーン車サービスとも)

「ひかり」は「のぞみ」と同じ扱いです。東海道・山陽のどちらも、公式の案内は「のぞみ」「ひかり」を並べて対象にしています。

東海道新幹線:のぞみ・ひかりのグリーン車は座席のQRコードから注文する

JR東海「車内販売のご案内」は、東海道新幹線の車内販売を、区間「東京〜新大阪」、対象は「のぞみ」「ひかり」全列車のグリーン車としています。注記には、「こだま」全列車と、「のぞみ」「ひかり」の普通車では実施していないと書かれています。

列車の座席テーブルに置かれた、ふた付きの白い紙コップ
座席まで届けてもらう飲み物のイメージ(特定の列車・商品の写真ではありません)

注文の流れは、JR東海リテイリング・プラス「モバイルオーダーサービス」によると次のとおりです。

  1. グリーン車の各座席に付いているQRコードを、自分のスマートフォンなどで読み取る
  2. 軽食や飲み物を選んで注文する
  3. パーサーが席まで商品を届ける

グリーン車を利用する人向けのサービスで、レギュラーコーヒーはSupremeClass搭載車では扱いがありません。ここで言うパーサーは、車内で接客を担当する乗務員のことです。

注意したいのは、注文しても届かない場合があることです。同ページには、注文の時間などによっては待つことがあり、目的地までに届けられない場合もあると書かれています。JR東海リテイリング・プラスのFAQでも、列車の運行状況や車内状況によってサービスの開始が遅れたり、終了したりすることがあるという説明です。

また、JR東海の案内には「都合により、やむを得ず車内販売を中止することがあります」との注記もあります。新大阪から先の博多方面は、次の山陽新幹線の項で扱います。

山陽新幹線:16両編成ののぞみ・ひかりが対象、対象外の列車

JR西日本 JRおでかけネット「車内販売のご案内」では、山陽新幹線(新大阪〜博多間)の16両編成で運転する「のぞみ」「ひかり」が対象です。使えるのは、グリーン車内(8〜10号車)とSupreme Classのモバイルオーダーサービスです。

姫路駅・西明石駅が始発駅または終着駅となる列車は除かれます。「みずほ」「さくら」「こだま」「つばめ」では、モバイルオーダーサービスを利用できないと明記されています。

注文のしかたは東海道と同じ形です。各座席のQRコードから、飲み物やお菓子、おつまみなどを自分のスマートフォンで注文し、パーサーが席まで運びます。注文した人には、無料のおしぼりも届く仕組みです。

ここでも、注文の時間や状況によっては届くまで待つことがあり、降りる駅までに届けられない場合があるとされています。決済方法について、今回確認した山陽新幹線のページには記載がありません。

東北・上越・北陸・山形・秋田新幹線:ワゴン販売とホットコーヒーを扱う区間

JR東日本サービスクリエーション「私たちのサービス」は、新幹線・特急列車で飲み物やスナック、軽食などの車内販売を行っているとしています。方式は「ワゴンで軽食やお飲み物を販売」です。主な列車として、東北・秋田・山形・上越・北陸の各新幹線が挙げられています。

ただし同ページには「一部列車および一部区間では車内販売営業がない列車もございます」との注記があります。グリーン車の乗客だけを対象にした案内ではなく、新幹線の車内販売としての説明です。

営業列車の一覧とホットコーヒーの区間

「新幹線・特急列車 車内販売営業列車一覧」(PDF・2026年3月14日改正)には、新幹線として「はやぶさ」「こまち」「つばさ」「とき」「かがやき」「はくたか」が載っています。表には、列車1本ごとに「車内販売営業区間・時刻」と「ホットコーヒー取扱い」の欄があります。

営業区間は、「はやぶさ」が東京と新青森の間か、東京と盛岡の間、「こまち」が東京と盛岡の間です。「つばさ」は東京と山形の間、「とき」は東京と新潟の間、「かがやき」「はくたか」は東京と金沢の間か、東京と敦賀の間です。一覧に載っているのはこの区間までで、盛岡より先の「こまち」と山形より先の「つばさ」は、一覧に載っていません。

「ホットコーヒー取扱い」の欄の記号は「○」「◎」「×」の3種類で、凡例は「◎はタリーズブレンド」だけです。「つばさ」は掲載30本(東京発15本・東京行き15本)がすべて「×」となっています。ほかにも「×」の列車があり、はやぶさ41号、こまち41号・44号、とき343号・344号・345号・347号、かがやき516号・518号です。

この一覧は路線ごとに東京発と東京行きでページが分かれており、ホットコーヒーの注記は方向によって異なります。

  • 東北新幹線(東京発のページ):タリーズブレンドの販売区間は東京〜仙台間。東京行きのページには、この注記がありません
  • 上越新幹線「とき」(東京発のページ):ホットコーヒーの販売区間は、列車により異なるとされています
  • 上越新幹線「とき」(東京行きのページ):ホットコーヒーの販売区間は新潟〜大宮間
  • 北陸新幹線「かがやき」「はくたか」(東京発のページ):ホットコーヒーの販売区間は東京〜長野間
  • 北陸新幹線(東京行きのページ):ホットコーヒーの販売区間は「かがやき」が金沢〜軽井沢間、「はくたか」が金沢〜長野間
  • 北陸新幹線の金沢〜敦賀間:車内販売でホットコーヒーの販売はなく、この区間の車内販売営業は土休日のみとされています

この一覧に名前のない列車については、今回の出典だけでは有無を判断できません。「やまびこ」「なすの」「たにがわ」などに乗る場合は、上の公式一覧で確認してください。

北陸新幹線はJR西日本の案内も確認する

北陸新幹線については、JR西日本の案内にも記載があります。「かがやき」「はくたか」(敦賀〜東京間)では、ソフトドリンク類、菓子類、アルコール類、つまみ類を販売しているとされています。

一部の列車は、金沢〜東京間のみの販売です。さらに「かがやき」「はくたか」の一部列車と、「つるぎ」「あさま」では、車内販売がありません。

グランクラスのサービスは別の扱い

JR東日本サービスクリエーションは、グランクラスのアテンダントによるサービスを、車内販売とは別に案内しています。提供列車は、東北・北海道新幹線(E5系・H5系)と北陸新幹線(E7系・W7系)です。内容や料金は、この記事では扱いません。

九州新幹線と、車内販売のない列車に乗る前の準備

JR九州の案内では、N700系と800系の九州新幹線について、車内販売・グリーン車サービスは行っていないとの記載です。

駅のベンチに置かれた、紙で包んだ弁当箱とラベルのない飲み物のボトル
車内販売のない列車では、乗る前に買っておく(イメージ)

乗る前に買う方法は、東海道新幹線のモバイルオーダーについてのJR東海リテイリング・プラスのFAQの中で案内されています。「注文商品の事前予約はできますか」という問いへの回答は、乗車前の事前オーダー・決済・予約には対応していない、というものです。その中で、乗る前に駅の売店等で買っておくか、東海道新幹線の「のぞみ」「ひかり」のグリーン車に乗ってからモバイルオーダーを使うよう案内しています。

駅弁は、JR東海MARKET「駅弁予約とっておき」で事前予約が可能です。対象は東京駅、名古屋駅、新大阪駅とリニア・鉄道館で販売されている駅弁で、予約の締切は受け取り希望日の4日前までです。

旅の手続きとしては、乗る列車の名前と編成を、座席を選ぶ段階で確認しておくことをすすめます。席の選び方は新幹線の座席おすすめ、予約の時期は新幹線の予約はいつから?にまとめています。

支払い方法と、公式メニューに載っている価格

支払い方法

東海道新幹線のモバイルオーダーサービスは、JR東海リテイリング・プラスのFAQによると、現金、クレジットカード、交通系電子マネー、QRコード・バーコード決済が使えます。

JR東日本サービスクリエーションの案内では、現金以外にクレジットカードと、Suicaなどの交通系電子マネーが使えます。PiTaPaは対象外です。山陽新幹線は、先に触れたとおり確認できた公式ページに支払い方法の記載がありません。

東海道新幹線のメニューと価格(税込)

掲載元はJR東海リテイリング・プラス「モバイルオーダーサービス」です。以下は掲載商品の一部で、全商品は掲載元のページで見られます。

商品 価格(税込)
レギュラーコーヒー(SupremeClass搭載車にはなし) 480円
アイスコーヒー 470円
(アサヒ)スーパードライ 350ml 370円
(サントリー)ザ・プレミアムモルツ 350ml 400円
富士ミネラルウォーター 350ml 200円
(きみくら)掛川茶 350ml 220円
ウィルキンソン炭酸水 300ml 180円
西浦みかん寿太郎ストレートジュース 180ml(列車によって販売していない場合あり) 450円
(伍魚福)おつまみ2点セット 700円
ごろごろりんごパイ 280円
スジャータアイスクリーム(バニラ) 420円
スジャータアイスクリーム(山形県産ラ・フランス) 520円

2種類のアイスクリームは、品川始発、新横浜始発、名古屋発着、京都始発の「のぞみ」「ひかり」では販売していません。同ページには「価格が変動する場合があります」との注記もあります。

山陽新幹線のメニューと価格

掲載元はジェイアール西日本フードサービスネット「車内販売メニュー」です。税込・税抜の別は、このページに記載がありません。以下は掲載商品の一部で、全商品は掲載元のページで見られます。

商品 価格
ホットコーヒー 440円
アイスコーヒー 430円
ミネラルウォーター 180円
八女煎茶(ホット) 300円
アサヒスーパードライ 370円
スジャータアイスクリーム(バニラ) 420円
プレーンワッフル 200円
ミックスナッツ 380円

JR東日本エリアの新幹線のメニューと価格(税込)

掲載元はJR東日本サービスクリエーション「車内販売のご案内」メニュー(PDF)です。対象は東北・山形・秋田・上越・北陸新幹線と、「あずさ」「ひたち」で、記載内容は2026年10月1日現在のものとされています。表示価格は税込です。以下は掲載商品の一部で、全商品は掲載元のPDFで見られます。

商品 価格(税込)
ホットコーヒー 400円
タリーズJR東日本新幹線ブレンド(東北・上越・北陸新幹線の一部列車) 500円
アイスクリーム(Premium Vanilla Ice Cream) 420円
ミックスナッツ 390円

営業列車一覧では、山形新幹線「つばさ」の掲載列車は、「ホットコーヒー取扱い」の欄がすべて「×」です。

メニューには、一部列車では取り扱いのない商品があり、車内販売を行わない列車・区間もあるとの注記があります。上の東海道・山陽の価格は、2026年10月12日に各公式ページで確認したものです。

よくある質問

新幹線のグリーン車では、車内販売で何か買えますか?

路線と列車しだいです。東海道新幹線と、16両編成で運転する山陽新幹線の「のぞみ」「ひかり」のグリーン車では、座席のQRコードから注文できます。山陽新幹線は、姫路駅・西明石駅が始発駅または終着駅となる列車を除きます。JR東日本エリアではワゴン販売を行う列車がありますが、一部列車・区間では営業がありません。九州新幹線のN700系と800系では行っていません。

「こだま」のグリーン車でも注文できますか?

できません。JR東海は「こだま」全列車で車内販売を実施していないとしています。JR西日本も、山陽新幹線の「こだま」ではモバイルオーダーサービスを利用できないとしています。

乗る前に予約して、席で受け取れますか?

JR東海リテイリング・プラスのFAQでは、乗車前の事前オーダー・決済・予約に対応していないとされています。乗る前に駅の売店等で買うか、グリーン車に乗ってからモバイルオーダーを使う形になります。

支払いは現金以外でもできますか?

東海道新幹線のモバイルオーダーサービスは、現金、クレジットカード、交通系電子マネー、QRコード・バーコード決済が使えます。JR東日本サービスクリエーションのワゴン販売は、クレジットカードと、Suicaなどの交通系電子マネーに対応しています。PiTaPaは対象外です。

注文しても届かないことはありますか?

あります。東海道・山陽とも、注文の時間や状況によっては待つことがあり、降りる駅までに届けられない場合があるとされています。今回確認した各社のページには、注文できる時間帯の記載はありません。

※旅の手続きのこの記事は、各社の公式ページの記載をもとにまとめたものです。列車や区間によってサービスの内容が変わるため、乗車前に最新の案内を確認してください。グリーン車での過ごし方は、グリーン車の暗黙のルールもあわせてご覧ください。

最終更新: 2026-10-12 / 制作: 旅の手続き 編集部

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