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飛行機の手荷物ルール2026|機内持ち込みサイズ・液体・預け荷物の重量

機内持ち込み手荷物とは、預けずに客室へ自分で持ち込む荷物のことで、サイズ・重さ・個数は航空会社ごと、液体物とモバイルバッテリーは国のルールで決まっています。

出発前に見るのは4点。①サイズと重さは、JALが3辺合計115cm・10kg以内、Peachが合計7kgまで。②海外へ飛ぶ便の液体は、100ml以下の容器を1L以下の透明な袋へ。③充電用のバッテリーは預けず、160Whまで・2個までを客室へ。④預ける荷物の無料範囲は、会社と搭乗クラスで違う。

「このキャリーケースは持ち込める?」「化粧水は何mlまで?」。荷造りの手が止まるのは、たいていサイズと液体のところでしょう。旅の手続きでは、国土交通省の公開資料と、JAL・Peachの公式ページを2026年10月7日に確認しました。そのうえで、路線別のルールを数字つきで整理しています。

この記事でわかること

  • 客室に持ち込める荷物のサイズ・重さ・個数(JALとPeachの例)
  • 液体物の決まりと、袋・容器の条件
  • 充電用バッテリーの7つの決まり(2026年4月24日からの変更を含む)
  • 預け荷物の無料範囲の違い

機内持ち込み手荷物とは?サイズと重さの基準

空港の搭乗待合スペースに置かれた機内持ち込みサイズのキャリーケース
機内に持ち込めるかどうかは、3辺の合計と重さで決まる(イメージ)

機内持ち込み手荷物とは、チェックインカウンターで預けず、頭上の棚や、前の座席の下に自分で収める荷物のことです。上限は航空会社が決めており、同じ会社でも飛行機の大きさで変わります。なぜなら、収納棚の広さが機材によって違うからです。

日本航空(JAL)の国内線を例にします。同社の国内線の「機内持ち込みお手荷物」のページでは、個数は「身の回り品1個+お手荷物1個の合計2個まで」、重さは「合計重量 10kg以内まで」です。サイズは飛行機の大きさで2通り。

区分(JAL国内線) 3辺の合計 各辺の目安 合計重量
座席数100席以上の飛行機 115cm以内 55cm×40cm×25cm以内 10kg以内
座席数100席未満の飛行機 100cm以内 45cm×35cm×20cm以内 10kg以内

同じページには「各辺のサイズが規定内であっても、3辺の合計を超える場合はお持ち込みいただけません」という注意書きもあります。ハンドルやキャスターも寸法に含まれるので、測るときは本体だけで判断しないでください。

国際線とLCCは数字が変わる

JALの国際線も、JALの国際線の「機内持ち込みお手荷物」では3辺の和115cm以内(55cm×40cm×25cm以内)、身の回り品と合わせた合計重量10kg以内です。

一方、LCCのPeachは重さの上限が低めです。Peach「機内持ち込み手荷物について」は、サイズを「3辺合計が115cm以内」、個数を「身の回りの品を含め1人2個まで」、総重量を「1人あたり合計7kgまで」としています。保安検査のあとに免税店などで買った物も、この重さに含まれます。

※ここに挙げたのはJALとPeachの例です。他社は数字が違うことがあるため、乗る便の航空会社のページで必ず確かめましょう。

液体物の100mlルール|国際線で押さえる条件

小分けの容器と、ジッパー付きの透明な袋にまとめた旅行用の液体物
100ml以下の容器に入れ、1L以下の透明な袋にまとめる(イメージ)

国際線の客室に液体を持ち込むには、100ml以下の容器に入れ、容量1L以下のジッパー付き透明プラスチック袋にまとめます。袋の数は、Peachのページで「1人につき1袋のみ持ち込み可能」。国土交通省は「国際線の航空機客室内への液体物持込制限について」のページで、概要やよくある質問をPDFで公開しています。

まちがえやすい点を、国土交通省航空局の「よくある質問」(平成27年10月1日現在)から拾いました。

  • 中身が少なくても容器で判定される:120mlの容器に半分以下しか入っていない場合はどうか。同資料の答えは「個々の容器が100ml以下でなければ中に入っているものがごく少量であっても持ち込みができません」です。
  • 合計1Lなら良いわけではない:100mlの容器が10個あるケースは「いいえ、持ち込めません」。条件は液体の合計量ではなく、「プラスチック袋の大きさ(内容量)が1L以下であること」です。
  • 袋は無色透明、タテ+ヨコ40cm以内:袋の形は正方形でも長方形でもよく、「タテとヨコのサイズが足して40㎝以内のもの」を使うよう案内されています。
  • gはmlに読み替える:内容量90gと書かれた容器は、90mlという扱い。
  • コンタクトレンズの保存液は扱いが別:同資料によると「医薬品」として扱われ、検査員に申し出れば、機内で必要な量に限り袋に入れなくても持ち込めます。

詰めるときの手順

  1. 化粧水・乳液・日焼け止めなどを、100ml以下の容器に移す
  2. 容量1L以下の、無色透明でジッパー付きの袋にまとめる。ジッパーが閉まる量にとどめる
  3. 袋は1人1つ。保安検査では、ほかの荷物と分けて出す

Peachのページは、歯磨きやヘアジェルのようなジェル状のもの、スプレーも液体物に含むと説明しています。保安検査を通ったあとに免税店などで買った液体は機内へ持ち込めますが、乗り継ぎがある場合は乗り継ぎ便のチェックイン時に預ける必要があるとも書かれています。

国内線はどうでしょうか。同じ「よくある質問」は「国内線では、今回の液体物の制限は行われません」と答えています。ただし通常の保安検査は行われます。

モバイルバッテリーは預けずに機内へ|7つの決まり

開いたスーツケースの手前に置かれたモバイルバッテリーとはさみ
モバイルバッテリーは預けられず、刃物類は持ち込めないものがある(イメージ)

モバイルバッテリーは、スーツケースに入れて預けることができません。国土交通省の資料「【旅客の皆様へ】モバイルバッテリーの持込みについて」は、次の7点を挙げています。資料には「NEW!令和8年4月24日から」の表示があります。

  1. 預入(受託)手荷物に入れない。必ず機内に持ち込む
  2. ワット時定格量は160Whまで。超えるものは持ち込めない
  3. ショートしないよう、端子に絶縁テープを貼る、ケースや収納袋に入れるなど個々に保護する
  4. 座席上の収納棚に入れず、座席ポケットなど手元に置く
  5. モバイルバッテリーは2個まで
  6. 機内電源などからモバイルバッテリーへ充電しない
  7. モバイルバッテリーから他の電子機器へ充電しない

ワット時定格量は、同資料の式で計算できます。mAh表示の製品なら「定格容量(mAh)×定格電圧(V)÷1,000」。資料の例では、27,000mAh・3.7Vの製品が99.9Whです。

同資料は、1〜3と5・6に違反した場合は航空法により罰則が科される可能性があること、航空会社がより厳しいルールを設けている場合があることも記しています。なぜここまで細かいのか。資料は、リチウムイオン電池が衝撃や損傷で発煙・発火に至るおそれがあるため、と説明しています。

はさみなどの刃物類

刃物類はどうでしょうか。国土交通省の「機内への持込み、お預け手荷物に制限がある品目について」は、ハイジャック・テロに使用されるおそれがあると説明しています。そのため「持込み手荷物として機内へ持ち込むことができないものもあります」とのこと。どの品目が対象かは、同ページからリンクされている代表例の一覧で確認できます。

預け荷物(受託手荷物)の無料範囲は会社とクラスで違う

空港の手荷物受取所でターンテーブルに並ぶスーツケース
預けた荷物は到着後にターンテーブルで受け取る(イメージ)

機内に持ち込まない荷物は、カウンターで預けます。無料で預けられる量は、航空会社と搭乗クラスによって決まります。3つの例を並べました。

例 重さ・個数 サイズ
JAL国内線 1人20kgまで無料(ファーストクラスは45kgまで)。個数制限なし 50cm×60cm×120cm以内
JAL国際線(エコノミー・プレミアムエコノミー) 2個まで無料。1個あたり23kg 3辺の和が203cm以内(キャスターと持ち手を含む)
Peach 1個20kg(最大32kg)、1人5個まで・総重量100kgまで 3辺の和が203cmまで

JAL国内線では、無料分の重さを超えると超過手荷物料金がかかります。Peachは、20kgを超えて32kgまでの荷物に「重量超過オプション」が必要です。金額は路線や申し込み方法で変わるため、各社の料金ページで確認してください。

持ち込むか預けるかの目安

機内に持ち込むもの 預けるもの・注意が要るもの
  • モバイルバッテリー(預け入れは禁止)
  • 100ml以下の容器に入れ、1L以下の透明な袋にまとめた液体(国際線)
  • サイズと重さが上限に収まるバッグ
  • 100mlを超える容器の液体(国際線)
  • 持ち込みの上限を超える大きさ・重さの荷物
  • 刃物類は、機内へ持ち込めないものがある

持ち込みだけで済ませると、到着後に荷物を待たずに動けます。反面、重さの上限が低い会社では荷物をかなり絞ることになります。帰りにお土産で液体が増える旅なら、最初から預ける前提で組むほうが楽でしょう。荷物全体の準備は旅行の持ち物リスト、海外に行く場合は海外旅行の持ち物リストにまとめています。

空港で止められやすい4つの場面

  • スーツケースにモバイルバッテリーを入れたまま預けた:預け入れは禁止です。カウンターへ行く前に、手元のバッグへ移しておきましょう。
  • 大きな容器の化粧水を少量だけ持ってきた:海外へ飛ぶ便は、容器の大きさで判定。100ml以下の容器に移すか、預ける荷物へ入れてください。
  • 小型機の便に、いつものキャリーケースを持ってきた:JAL国内線の100席未満の飛行機は、3辺合計100cm以内です。予約時に機材を見ておくと防げます。
  • 保安検査の前に買った飲み物を国際線に持ち込もうとした:100mlを超える容器は客室に持ち込めません。飲み切るか、検査を通ったあとに買います。

よくある質問(FAQ)

機内持ち込みのスーツケースは何センチまでですか?

JAL国内線の場合、100席以上の飛行機は3辺合計115cm以内(55cm×40cm×25cm以内)です。100席未満は100cm以内(45cm×35cm×20cm以内)。重さはどちらも合計10kg以内。Peachは3辺合計115cm以内・合計7kgまで。航空会社で数字が違うため、乗る便の会社のページで確認してください。

化粧水は機内に持ち込めますか?

国際線は、100ml以下の容器に入れ、容量1L以下のジッパー付き透明プラスチック袋にまとめれば持ち込めます。国土交通省の資料によると、容器が100mlを超えていれば中身が少量でも持ち込めません。国内線にはこの制限はありません。

モバイルバッテリーは預け荷物に入れてもいいですか?

入れられません。国土交通省の資料は、預入(受託)手荷物に入れることは禁止で、必ず機内に持ち込むよう案内しています。160Whまで・2個までで、座席上の収納棚には入れず手元に置きます。

機内でモバイルバッテリーからスマートフォンを充電できますか?

できません。国土交通省の資料は、モバイルバッテリーから他の電子機器への充電をしないよう求めています。機内電源からモバイルバッテリーへの充電も禁止。電子機器の充電には、機内備え付けの電源を使ってください。

国内線にも液体の100mlルールはありますか?

ありません。国土交通省航空局の「よくある質問」は、国内線では液体物の制限は行われないと答えています。通常の保安検査は行われます。

まとめ

要するに、手荷物で確かめるのは「サイズと重さ」「液体」「モバイルバッテリー」「預け荷物の無料範囲」の4つです。

  • 持ち込みのサイズと重さは航空会社と機材で変わる(JALは115cm・10kg、100席未満の飛行機は100cm。Peachは7kg)
  • 国際線の液体は、100ml以下の容器を1L以下の透明な袋に。容器の大きさで判定される
  • モバイルバッテリーは預けず機内へ。160Whまで・2個まで、収納棚に入れない
  • 預け荷物の無料範囲は会社とクラスで違う

ルールは変わることがあります。出発が近づいたら、乗る航空会社のページをもう一度開いてください。旅の手続きでは、今後も出発前の準備に役立つ情報を、公開されている一次情報をもとに整理していきます。

本記事について

最終更新: 2026年10月7日 / 編集: 旅の手続き 編集部。本記事は、2026年10月7日に確認した国土交通省・JAL・Peachの公開情報をもとに作成しています。手荷物の制限(サイズ・重さ・液体・無料範囲・料金)は航空会社・路線・機材により異なり、変更される場合があります。※最新の内容は、各航空会社の公式サイトと国土交通省のページでご確認ください。本記事は一般的な情報提供を目的としています。ご利用にあたってはプライバシーポリシー・お問い合わせもご参照ください。