海外旅行で使える英会話フレーズとは、空港・ホテル・レストラン・買い物・交通・トラブル対応の6場面で「相手の質問」と「自分の希望」を伝えるための定型表現のことです。旅の手続きが6つの場面に分けて、2026年の渡航で使いやすいフレーズを70個に整理しました。
日本政府観光局(JNTO)の年別の出国日本人数によると、2025年の出国日本人数は約1,473万人でした。2019年の約2,008万人の約73%まで戻っています。海外へ出かける人が増えるほど、自分の英語で対応する場面も増えます。最低限のフレーズを押さえておくと、現地での不安が減ります。
この記事でわかること:
- 空港・入国審査で聞かれる質問と回答例(12フレーズ)
- ホテルチェックイン・トラブル対応(11フレーズ)
- レストランと注文・会計(12フレーズ)
- 交通機関・道案内(10フレーズ)
- ショッピングでの価格交渉(9フレーズ)
- 紛失・盗難・病気などのトラブル時(16フレーズ)
※本記事は2026年10月時点の情報を基に作成しています。フレーズにカタカナの発音は付けていません。通じやすさを優先して、短い文にそろえています。
空港・入国審査で使える英会話フレーズ12選
空港で必要な英語は、「滞在目的」「滞在日数」「滞在先」の3点を答えられる準備です。英国政府の入国審査の案内によると、パスポート(ビザがあればビザ)が確認され、入国の目的を聞かれるのが通常とされています。質問の内容は国によって違うため、行き先の公式の案内を出発前に確認してください。
入国審査で必ず聞かれる質問
- What’s the purpose of your visit?(訪問目的は?)→ Sightseeing / Business / Visiting family
- How long will you stay?(滞在期間は?)→ For seven days / Until April 25th
- Where will you stay?(滞在先は?)→ At the Hilton in Manhattan
- Do you have a return ticket?(帰国便はある?)→ Yes, here you are.
- How much money do you have?(所持金は?)→ About 1,500 US dollars
荷物受け取り・税関で使うフレーズ
- Where is the baggage claim for flight JL006?(JL006便の荷物はどこで受け取れますか?)
- My luggage didn’t come out.(荷物が出てきません)
- I have nothing to declare.(申告するものはありません)
- This is for personal use.(これは個人利用です)
空港内で困ったとき
- Where can I find a SIM card?(SIMカードはどこで買えますか?)
- Is there a free Wi-Fi here?(ここで無料Wi-Fiは使えますか?)
- Could you tell me how to get to the train station?(駅までの行き方を教えてください)
入国審査の答えは、長く説明するよりも、短くはっきり伝えるのが基本です。「Sightseeing, seven days, Hilton London」のように、目的・日数・滞在先を単語でつなぐだけでも、質問の意図には答えられます。ホテル名と住所は、スマホの画面と紙のメモの両方に残しておくと、聞き返されたときに見せられます。
ホテルチェックイン・客室トラブルで使える英会話11選
ホテル英会話は「予約確認」「追加リクエスト」「トラブル報告」の3段階に分かれ、この順で覚えると迷いません。最初の一言は、予約者の名前と「I have a reservation」で足ります。そのあとにチェックアウトの時刻や朝食の有無を聞けば、基本のやり取りは終わります。
チェックイン時の定番フレーズ
- I have a reservation under the name of Tanaka.(田中で予約しています)
- Could I check in, please?(チェックインお願いします)
- What time is check-out?(チェックアウト時間は?)
- Is breakfast included?(朝食は付いていますか?)
追加リクエストで使うフレーズ
- Could I have an extra towel?(タオルをもう一枚もらえますか?)
- Could you wake me up at seven tomorrow?(明日7時にモーニングコールお願いします)
- Is late check-out possible?(レイトチェックアウトはできますか?)
客室トラブルを伝えるフレーズ
- The air conditioner isn’t working.(エアコンが動きません)
- There’s no hot water.(お湯が出ません)
- The room next door is too noisy.(隣の部屋がうるさい)
- Could you change my room, please?(部屋を替えてもらえますか?)
トラブルを伝えるときは、「Could you 〜?」の形が使いやすいフレーズです。「Change my room」のような命令形ではなく、依頼の形にすると、相手に与える印象が穏やかになります。困りごとの内容を先に言い、そのあとに依頼を添える順番を覚えておくと、慌てても組み立てられます。
レストラン・カフェで使える英会話12選
レストラン英会話は「予約」「注文」「会計」の3工程を覚えれば世界共通で通じます。現地の高級店でも「Could I have 〜, please?」の一文で多くの場面が完結します。
予約・入店
- I’d like to make a reservation for two at seven.(7時に2名で予約をお願いします)
- Do you have a table for two?(2名席はありますか?)
- How long is the wait?(待ち時間はどのくらい?)
- Could we sit by the window?(窓際に座ってもいい?)
注文フレーズ
- Could I see the menu, please?(メニューを見せてください)
- What do you recommend?(おすすめは?)
- I’ll have this one.(これをください/指差しでOK)
- Could I have it without onions?(玉ねぎ抜きでお願いします)
- Is this spicy?(これは辛いですか?)
会計・トラブル
- Check, please.(お会計お願いします)
- Can I pay by card?(カードで払えますか?)
- I think there’s a mistake on the bill.(請求に間違いがあると思います)
補足として、チップの習慣は国によって違います。米国やカナダのように、チップを払う習慣のある国では、カードで会計するときにチップの額を上乗せするのが一般的です。習慣のない国でチップを渡すと、戸惑われることがあります。行き先の習慣は、出発前に確かめておきましょう。
交通機関・道案内で使える英会話10選
現地の移動英語は、「行き先を伝える」「料金を確認する」の2ステップが基本です。行き先は住所をスマホの画面や紙で見せると、発音に自信がなくても伝わります。運賃は、乗る前に聞いておくと降りるときに慌てません。
タクシー
- Could you take me to this address?(この住所まで行ってください/紙を渡す)
- How much will it be?(いくらになりますか?)
- Please use the meter.(メーター使ってください)
- Keep the change.(お釣りはいりません)
電車・バス
- Which line goes to Times Square?(タイムズスクエアはどの路線?)
- Does this bus stop at the museum?(このバスは博物館に停まりますか?)
- How much is a one-way ticket?(片道いくらですか?)
道を尋ねる
- Excuse me, where is the nearest station?(すみません、一番近い駅はどこですか?)
- Is it within walking distance?(歩いて行けますか?)
- Could you show me on the map?(地図で教えてください)
ショッピングで使える英会話9選
買い物英語は、「試着」「価格確認」「免税手続き」の3場面を押さえるのがコツです。買った品物を日本へ持ち帰るときの免税の範囲は、税関によると、入国者1人あたり酒類3本(1本760ml)、紙巻たばこ200本です。そのほかの品物は、海外市価の合計額で20万円までとされています。
商品を探す・試す
- I’m just looking, thanks.(見てるだけです)
- Could I try this on?(試着できますか?)
- Do you have a smaller size?(もっと小さいサイズはありますか?)
価格と支払い
- How much is this?(いくらですか?)
- Could you give me a discount?(値引きできますか?)
- Can I pay in Japanese yen?(日本円で払えますか?)
免税・返品
- Is this tax-free?(これは免税対象ですか?)
- Where can I get a tax refund?(免税手続きはどこで?)
- Can I return this?(これ返品できますか?)
トラブル時に使える英会話フレーズ16選
トラブル対応英語は、「助けを呼ぶ」「状況を説明する」「依頼する」の3ステップを覚えておく備えです。外務省の2024年海外邦人援護統計によると、在外公館が把握した邦人援護は年間11,864件でした。内訳を見ると、遺失・拾得物が2,324件、窃盗の被害が1,928件、傷病が678件です。この統計は、在外公館が把握した事案だけを数えたものです。
緊急時・治安関係
- Help! Call the police!(助けて!警察を呼んで!)
- I’ve been robbed.(強盗にあいました)
- Someone stole my wallet.(財布を盗まれました)
- Where is the Japanese embassy?(日本大使館はどこですか?)
- Could you call a taxi for me?(タクシー呼んでください)
病気・ケガ
- I don’t feel well.(気分が悪いです)
- I have a fever.(熱があります)
- My stomach hurts.(お腹が痛いです)
- I need to see a doctor.(医者にかかりたい)
- Could you call an ambulance?(救急車を呼んでください)
- I’m allergic to shrimp.(エビアレルギーです)
紛失・遺失物
- I lost my passport.(パスポートを失くしました)
- I left my bag on the train.(電車にバッグを忘れました)
- Could I report a lost item?(遺失物の届を出したいです)
- This is the flight number: JL006.(便名はJL006です)
- Here is my contact information.(こちらが私の連絡先です)
外務省の「海外安全ホームページ」では在外公館の連絡先を必ず確認できます。出発前に渡航先の大使館・領事館の電話番号をスマホのメモに入れておくだけで、万が一の際の対応速度が段違いです。参考: 外務省 海外安全ホームページ。
英会話フレーズを最短で覚える3つの勉強法
旅行英会話は、「音読→反射→書き出し」の3ステップで、出発前の2週間に進める計画が組みやすくなります。70フレーズを14日で割ると、1日5フレーズです。1日の学習時間は、音読10分と反射練習15分を合わせた25分が目安になります。
ステップ1: 音読(1日10分)
1フレーズを10回音読し、口を動かす筋肉に覚えさせます。黙読で終わらせず、必ず声に出すこと。移動時間に旅の手続きの海外旅行まとめと合わせて練習するのがおすすめです。
ステップ2: 反射練習(1日15分)
日本語を見たら即英語で言えるかをテスト。答えを見ずに5秒以内に出てくるフレーズだけを「実戦フレーズ」にします。旅の手続きの海外トラブル注意まとめを読みながら、どの場面で使うかイメージすると記憶に残りやすくなります。
ステップ3: 書き出し(週1回)
紙に書くことで綴りを確定させ、ホテル名・便名などの固有名詞を入れる練習をします。入国カードの書き方も同時に練習しておくと入国審査で焦りません。
場面別フレーズの早見表
出発前にスマホに保存しておくと便利な、今回の70フレーズを場面別にまとめた早見表です。
| 場面 | 最優先フレーズ | 覚える優先度(旅の手続きの目安) |
|---|---|---|
| 空港・入国 | Sightseeing, seven days, Hilton | ★★★★★ |
| ホテル | I have a reservation under 〜 | ★★★★★ |
| レストラン | Could I have this, please? | ★★★★★ |
| タクシー | Take me to this address | ★★★★☆ |
| ショッピング | Could I try this on? | ★★★☆☆ |
| トラブル | Help! Call the police! | ★★☆☆☆(起こらないことを祈る) |
まとめ|旅の手続きが推奨する出発前チェックリスト
海外旅行で必要な英会話は、今回紹介した70フレーズを「空港・ホテル・レストラン・交通・買い物・トラブル」の6場面で使い分けられれば、個人手配の旅行でも困りません。ポイントは、流暢さよりも「短く・はっきり・指差し併用」の3点です。
旅の手続きでは今後も、海外旅行に役立つ実践ノウハウと現地で通用する英会話情報を発信していきます。本記事を印刷・ブックマークし、スマホにも保存して、安心して出発してください。
※本記事は2026年4月17日に作成し、2026年10月22日に統計と出典を更新しました。JNTOの出国日本人数は2025年の確定値、外務省の援護統計は2024年のものです。フレーズの綴りは、一般的な米英の表記を基準にしています。